理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は、小児から高齢者までリハビリを行い、先輩や上司と働きます。
病院や施設では、医師、看護師、介護士、栄養士、義肢装具士など様々な職種と仕事をします。
在宅では、利用者家族、ケアマネージャー、ヘルパーと連絡をとります。
内向的な性格の新人療法士にとって、「仕事=ストレス」になります。
このブログでは、コミュニケーション能力が低いと感じている新人療法士さんが、患者さんや先輩とのコミュニケーションの不安が無くなる方法・少なくなる方法を紹介しています。
このブログを読み終わるころには、少し落ち着いてコミュニケーションをとることができるでしょう。
コミュ力ゼロで悩まない
〇〇さんは、いつも患者さんと楽しそうにリハビリをやっている
〇〇さんは、先輩といっぱい話して、仲良く教えてもらっている
コミュニケーション能力が低いと感じる理由
- 会話が続かない
- おもしろい話ができない
- 何を話せばいいかわからない
話しが苦手な人の悩みで、コミュニケーション能力が低いわけではありません。
将来像を考える
将来は「信頼される人になりたい」なら、会話が続かなくても、おもしろい話ができなくてもイイんです。
「医療・介護・福祉の勉強」をして、「良好な人間関係」を築けば、療法士として信頼される人になれます。
上手に話さないといけない、という思い込みは忘れてください。
話さなくてもコミュ力は上がる
想像するコミュニケーション能力の高い人
- 話しがおもしろい
- 話題が豊富
- 相手を笑顔にできる
実際のコミュニケーション能力の高い人
- 話を聞いてくれる
- 興味を持ってくれる
- 笑顔でいる
コミュニケーション能力の高い人は、「笑顔で聞く力がある人」です。
高いコミュニケーション能力の仕事「心理カウンセラー」や「占い師」を想像してください。
人の「悩みを聞いている姿」を想像すると思います。
カウンセラーや占い師が、ずっと話している場面は想像できないですね。
職場で同じようにはできませんが、話を聞くことに注力すれば、コミュケーションが成立して人間関係が良好になっていきます。
しゃべりが苦手な人のコミュ力アップ
コミュニケーション能力には、会話だけでなく、表情、仕草、距離、視線など、たくさんの要素が影響します。
しゃべりが苦手だけどコミュニケーション能力をアップさせる方法を紹介します。
- 聞く力をつける
- 表情を意識する
1.【質問力】聞く力をつける
聞くことを意識
返事が難しい質問
未来や将来の質問をされると、「何でもいい」「どうしようかな?」と返答することあります。
返事が簡単な質問
相手がたくさん話してくれる質問は、過去の事です。
この返事を、足掛かりに「何時ごろ食べました?」や「いつもらったプレゼントですか?」など話題を膨らませていきます。
患者さんには、「退院後の事」よりも「入院前の生活」が答えやすいです。
さらに、気になったところや、知らなかったことを詳しく聞いていくことで自然と会話が続きます。
2.表情を意識する
表情は注意してください。
ポイントは、良くするよりも、悪くならないように意識する事です。
- 不機嫌そうな顔
- しんどそうな顔
離れてしまいます。
視線は、あわせてください。目を見るようにしてください。
関係のない方向や遠くを見ていると、「この話には興味がない」と思われます。
しんどくならない人間関係
仕事を始めると、しんどくなるのが上司との人間関係です。
仕事がしんどくなる
上司に評価をされ、怒られたりダメ出しをされます。
昨日、上司に怒られたから仕事に行きたくない
このまま、仕事を欠勤すると、上司との人間関係はさらにしんどくなります。
怒られた内容や指導された内容について少しでもいいので勉強してください。
内容に関係する「解剖学」「病理学」「生理学」等の本を開きます。
書いている内容を少し読んで、次の日に覚えていきます。
朝は、いつもより1%大きめの声で上司に挨拶をして、
上司さん、昨日の〇〇の件なんですが、本には□□と書いてありましたが、よく分からないので教えていただけますか?
このように質問をすると、上司は勉強熱心な後輩に一生懸命指導してくれます。
きっと、上司はわからなかったところを調べてきた。わからなかったから聞きに来たと感じてくれます。
※ハラスメントがある職場の場合は、出勤する必要はありません。転職をお勧めします。
仕事以外のつきあいでしんどくなる
職場のスタッフのつきあいで、しんどくなる場合は、無理につきあわなくて大丈夫です。
新年会、忘年会、交流会に参加して、しんどいと感じるなら、最初から欠席の意思表示をしましょう。
幹事さんに、欠席することと、「行けなくてごめんなさい」と、気持ちを伝えておきましょう。
正直な自分でコミュ力アップ
新人療法士が、最適な治療プログラムを立案することは難しいでしょう。
療法士として学習を続ければ、あなたは「成長」します。
職場のスタッフから「信頼」されます。
更に「認定療法士」などを取得すれば、さらに「信頼」強くなります。
信頼される存在になれば、きっと「周りの目」も変わってくるでしょう。
リハビリがうまくできないときは、周りの先輩に相談してみましょう。
あなたの質問は、学習前と比較して質問内容が変わっていると思います。
まとめ
今回は、コミュ力ゼロの新人療法士にコミュ力とは何か?
コミュ力アップの方法をご紹介しました。
- うまく話そうとしない
- 話題はたくさんいらない
- 聞く力を身につけよう
- 笑顔
- 質問の仕方で、会話はつながる
- 仕事以外の交流は無理しない
参考にして、日々の仕事がんばっていきましょう。
自己学習は、オンライン学習もおすすめです
今回参考にした本の紹介
このブログが、新人療法士の役に立てれば幸いです
ご質問、感想は、お問い合わせからお待ちしています。
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