家を見に行って、見た家を「図面にすることができたら」と思ったことはありませんか?
住宅の見学に行って図面がない、どうしよう?
このブログは、家を見に行って、『見た家を図面にする方法』を紹介しています。
間取りを書くときに準備するもの
白紙の紙に、間取り図を書くのは超難しいです。
方眼紙を使用すると、正確に書くことが出来ます。
マス目が入っていればよいので、PCで方眼紙をプリントアウトしてもOKです。
500回間取り図を書いた経験があっても、方眼紙を使用します。
間取りを書く順番
- 6畳や8畳の四角い部屋から書きます。
- 隣の部屋や廊下を書きます。
- 複雑な形や大きな部屋を書きます。
- 別の階に移動する場合は、また四角い部屋から書きます。
- 屋外や庭、駐車場などを書きます。
- 外から家の形を確認します。
6畳の部屋の書き方を紹介
【この部屋の間取りを予想してください】
この部屋の間取りを書くと、
【図面】
こうなります。
この部屋は6畳です。
間取りを書くときの基本単位
日本の住宅は、6畳や8畳など畳の枚数で部屋の大きさを表します。
畳は縦1820㎜(1.82m)横910㎜(0.91m)です。
6畳の場合
6畳は、縦:横 = 3:4 になります。
8畳は、 縦:横 = 1:1 (4:4)になります。
これに合わせて、ドア(建具)や窓をつけます。
ドアは、910㎜程度の幅
窓(引き違い窓)は、1820㎜程度の幅になります。
※ここで、もう一度写真の間取りを確認してみます。
畳を数えてみます。
畳が6枚で6畳の部屋です。
図面でよく使うドアや窓の表示方法
ひらき戸
開き戸の場合は、このようになります。
ひきちがい窓 ひきちがい戸
ひきちがい戸はこのようになります。これは、ひきちがい窓にも使用します。
ひきちがい窓は、「ふすま」「ドア」にも使用します
【ひきちがいの例】
クローゼットドア
クローゼットドアは、このように書きます。
かたびき戸
片引き戸は、このように書きます。これでどちら側に戸があるのかわかります。
FIX窓(フィックス窓)
開かない窓
明かりが入る場所
アコーディオンカーテン
洗面所・脱衣所で使用されることが多い
ナミナミになったアコーディオンのような仕切り。
必見 プロの技
日本の住宅は、ほとんどが基本単位(モジュール)があります。
通常910㎜を基本モジュールとして建築されます。
ハウスメーカーによってメーターモジュール(1000㎜)を基本単位としている場合があります。
地域によって、独特な基本単位で建築されます。(京間、関東間、関西間など)
これは、問題ありません。基本単位を1マスで、方眼紙に書きます。
基本単位を読む
先ほどの写真で、基本単位を数えてみます。
④×③の部屋です。
これでも6畳とわかります。今回の写真では、ふすまが基本単位と異なるため、少し難しいです。
必見テクニック
ここでは、メジャーに頼らずに長さを計る方法を紹介します。
基本単位が910㎜や1820㎜です。手の長さ(指極:ウイングスパン)を使用します。
手を広げた、長さは身長に近いです。
さっと手を広げ、わかりにくい部屋や廊下の長さを計ります。
お風呂の幅や長さ、トイレの奥行などはこれに近いと思います。
顔の半分から、指先まではその半分になりますから、畳の短い辺(910㎜)に近い長さになります。
片手をサッと広げて図ります。
廊下の横幅やトイレの幅などは、これに近い長さになります。
両手の幅や片手の幅の中間の時もあります。基本単位の半分を使用していることがあります。
910㎜=1とするならば0.5の長さを使用している場合です。
この中途半端な長さが、目視で分かるようになれば、ほとんどの住宅はメジャーを使用せずに、間取りを書くことが出来ます。
おさらい 間取り図を書く復習してみましょう
別の部屋で間取りの確認を行います
見える情報を確認します
①畳の枚数
②壁の枚数
【図面】
部屋の大きさは<6畳>です。
予想ですが、部屋全体を書くと、このようになります。
「Windows Word」で間取り図を書きます
PCで間取りの書き方をご紹介しています。
Windows Wordを使って、手書きした間取りを図面にする方法を説明しています。
Wordの設定方法から、ドアやキッチン、トイレの書き方を紹介しています。
Wordで作成することで【退院前訪問指導】の報告書に利用できます。
部屋や段差の高さ図る
高さは、メジャーを使用してcm単位ではかります。書いている間取りに高さを記載するときは、色を変えて、Hと先頭に着けて書くと高さだと後で分かります。
(例)15㎝のときはH150やH15
まとめ
簡単な部屋から書くことで、間取りも少し書きやすくなります。
- 方眼紙・ペン・バインダーを準備
- 6畳・8畳の部屋から書き始めます。
- 繋がっている部屋を書くと幅や長さを間違えにくいと思います。
- 基本単位を押さえて、家の形を合わせていきましょう。
- 長さが分かりにくければ、サッと手を広げて、長さを計りましょう。
- 外観も見ておくと、家の凸凹がわかるので、正確に書きやすいですよ。
今回の記事が、少しでも役に立てば幸いです。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
<PCで間取り図を書く方法>を読んでいただければ、図面を書くことができるようんあります
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