賃貸住宅の借りるときに注意したい事をご紹介させていただきます。
賃貸住宅情報は、ネットやチラシ、現地看板、オープンハウスを通して情報を集めます。集めた賃貸情報の中から、最も気に入った住宅に決めます。
しかし、ほとんどの場合は、実際に住宅を見るまでは、決めることはできないですね。
期間限定のワンルームマンションなら立地で選んでも良いかもしれませんが、数年間住む家は、環境、外観、内装も見て決める方が良いでしょう。
気になるポイント
電車を利用する方は、駅までの距離
経路も重要な要素になりますので、駅までの道順も見ておきましょう。
内装は、部屋の大きさ、陽当たりの良さ、住宅用設備
住宅設備は修理が必要な場合の費用の負担を借主側が負担する項目も確認しておきましょう。
家賃は、家計への負担が大きすぎないか
しっかり見て考えて、予算を立てておきましょう。
家賃は、人によって違いますよね。収入に占める住居費の割合は少ない方が、良いとは思いますが、安い家賃の家は、それなりになってしまいますよね。家賃を決めるのは難しいことで、もう少し高い家賃の部屋にすると、少し部屋のグレードなども上がります。
安く入居する方法
賃貸住宅においても、入居前に条件面の交渉を行うと良いと思います。
- 家賃
- 敷金
- 敷引き
- 共益費
- 駐車場代
- 更新費用
- 鍵交換費用
- 仲介手数料
- 入居前の改装
- 入居前の清掃
ほとんどの項目に交渉余地があると思います。
この交渉が希望通りになれば入居する前提で交渉してください。
仲介手数料
賃貸住宅を借りるときの仲介手数料は「家賃の半月分」
これが宅建業法の定める仲介手数料です。(読まなくてもOK)
宅地建物取引業者が宅地又は建物の貸借の媒介に関して依頼者の双方から受けることのできる報酬の額(当該媒介に係る消費税等相当額を含む。以下この規定において同じ。)の合計額は、当該宅地又は建物の借賃(当該貸借に係る消費税等相当額を含まないものとし、当該媒介が使用貸借に係るものである場合においては、当該宅地又は建物の通常の借賃をいう。以下同じ。)の一月分の一・一倍に相当する金額以内とする。この場合において、居住の用に供する建物の賃貸借の媒介に関して依頼者の一方から受けることのできる報酬の額は、当該媒介の依頼を受けるに当たつて当該依頼者の承諾を得ている場合を除き、借賃の一月分の〇・五五倍に相当する金額以内とする。
(昭和四十五年十月二十三日建設省告示第千五百五十二号)最終改正令和元年八月三十日国土交通省告示第四百九十三号
要約すると、仲介手数料は、オーナー側と借りる側を合わせて、最大で家賃の1ヶ月分+消費税
どこかの賃貸住宅の仲介業者さんは、「仲介手数料 半月分」と大きく宣伝しています。
不動産屋さんは、今でも違法に手数料をたくさん請求することがあります。
請求に対しても「仲介手数料は半月分ですよね」と当然のように話してください。
※例外的に、契約前に書面で仲介手数料を1ヶ月分支払うことを承諾する場合があります。
どうしても住みたい部屋で、仲介手数料を多く払ってでも入居したい場合は、書面で承諾書にサインをする必要があります。
家賃補助 法人契約
会社からの家賃補助や法人契約する場合は、上手にお得に契約することをお勧めします。
家賃と共益費と合わせて家賃にすれば、家賃は高くなりますが、補助の金額も大きくなる場合があります。お勤め先の会社の規定をよく確認して、不動産屋さんに相談してみてください。
同様に駐車場やその他の費用も、家賃とセットにすることで安くできる場合があります。
値下げ交渉
ここで、「家賃はどのくらい下がりますか」と質問しても良いですが、賃貸業者は、オーナーとの関係性もありますので、あなたの味方ではありません。
契約が成立しそうな妥協点を探りに来ます。あなたの契約による手数料収入は1回、オーナー側の手数料収入は、成約ごとにいただけますから、長くお付き合いするオーナー側に嫌われたくないはずです。
2月~3月の賃貸住宅の繁忙期は交渉が難しくなる傾向があります。
逆に4月は、一年間 空室になる可能性があるので、空室減らすために値下げして満室を目指すこともあります。
契約
交渉が成立すれば契約です。
不動産仲介業者に指定されたお金や印鑑、必要書類を準備して契約に臨みましょう。
昔は保証人が必要でした。家賃を滞納したときに、代わりに支払ってもらう相手です。
最近は、保証協会を利用していることが多いと思います。
借りる側が、費用を支払うことで、保証人の代わりに保証してくれます。
必要経費と思います。
契約内容
契約の時には、賃貸住宅を借りるときの約束が書かれています。ペットを飼う時の事や、誰が住むのか、借りる側の守るべき約束があります。
この内容を守らずに入居すると
契約して、引き渡しの期日に鍵をもらい、引越しです。
お得ポイント
契約時に聞いておくだけでお得ポイントを紹介します。
車をもっていない方も、駐車場の現在の空き状況を聞いておいてください。
引っ越し時にトラックや知人の車を一時停車させることが出来るかもしれません。
前日には、管理会社に報告して、駐車場を利用する承諾を得てください。無断駐車はトラブルの原因です。
やってはいけない事
物件の案内をうけた業者と入居交渉はしましょう。
仲介手数料が安い業者に乗り換える行為はNGです。
仲介業者が、どうしても気に入らない場合は、別の業者に乗り換えることは仕方ないですが。。。
この場合は、変更先の仲介業者に事情を説明して、再度物件を見に行き入居申し込みをしてください。
私の場合は、媒介契約をお客さんと結び、入居申し込みを行っていました。
※媒介契約とは、お客さんが賃貸住宅の契約に関しては、この業者を通じて行うことを約束する契約。
まとめ
賃貸住宅を安く入居する方法を中心に、流れを説明しました。
必要な費用は、たくさんあります。
値下げ交渉もしながら、上手に気持ちよく入居できるように頑張りましょう。
不動産購入の時の流れはこちら
購入するときの注意点を解説しています
新たな場所で、素晴らしい生活をスタートさせましょう。
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