【実例で紹介】導入した歩行器のメリット・デメリット

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今回は、今年実際に紹介し導入した歩行器を厳選してご紹介します。

歩くことは、健康な身体作りにとても重要になります。
訪問リハビリでは「高齢者の皆さんに安全にしっかり歩いてほしい」といつも感じています。

このブログを読んでいただき、歩行器の特徴を知っておくと、歩きにくくて困っている人に提案ができるようになります。

利用者さんの身体や住宅の紹介をしていますので、歩行器選定の参考にしてください。

今回紹介する歩行器は、利用者さんに福祉用具としてレンタルしていただきました。
皆さんも、購入の前にレンタルしてお試しください。

実際に導入した歩行器を、メリットデメリットを紹介します。

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歩行器の定義

シルバーカーとは、日本で足腰の衰えた高齢者が買い物などに使う手押し車の事。
なお、定義、分類が曖昧な呼称としてはいわゆる歩行車、老人車とも呼ぶ。

引用:Wikipedia

歩行器とシルバーカーは明確な違いはないようです。
名称にこだわらず、さっそく歩行器の紹介をします

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歩行器の選定方法

歩行器・歩行車・シルバーカーの選定方法を紹介します。
(このブログではすべて歩行器と呼びます)

歩行器は、歩くときに使用しますので、歩く能力に合わせて選定を行います。

  • 杖を使用しているが、フラフラする。
  • 何かを持っていないと歩けない
  • 物を持って歩くと転倒しそう
  • くだり坂道でスピードが調整できない
  • 歩くと腰が痛くなって座って休憩したい。

まだまだ、歩くと危険な場合がありますね。このような場合に、押して歩く道具です。

注意点

今回紹介する歩行器は、両手で使用する歩行器です。


手が不自由な方は、操作が難しい場合があります。選定の時には注意してください。


室内用の大型歩行器アルコーSK型は、肘を台に乗せることで使用できます。

ロボットアシストウォーカーRT2

ロボットアシストと聞くと、すごいコンピュータ的な印象がありますが、電動アシストが付いている普通の歩行器です。

通常タイプトールタイプと2種類があります。
電動アシスト自転車は乗ったことがある人はいると思います。

この歩行器は、充電式のバッテリーを使用して、坂道をアシストしてくれる歩行器です。


上りは軽く下りはゆっくり降りることができます。下りは、抑速ブレーキ付きの歩行器とよく似た操作性でした。

さらに傾斜に対して斜めに移動しやすい点です。

左右に傾斜のついた道路では、斜面に沿って低い方に流れていくことがあります。

この歩行器は、真っすぐ進みます。

出典:公式ホームページ
メリット
  • 坂道で操作しやすい
  • 歩いていて疲れにくい
  • 荷物も運ぶことができる
  • 折りたためる
  • 座ることができる
  • アシストの調整ができる

導入するときに注意する点としてデメリットも紹介します。

デメリット
  • 持ち上げるときは重い
  • 雨の当たらない、保管場所が必要
  • アシストの設定は、高齢者には難しい

ロボットアシストウォーカーを利用した人

  • 高齢女性
  • 山手にお住いで屋内は歩けるが、屋外は、坂が多く歩行器で歩きにくい。
  • 自宅にシャッター付きガレージあり、家族が出し入れしてくれる。
  • 家族の希望が、一緒に散歩に行きたい。
この歩行器を使い始めて、自宅周りを歩けるようになりました。
ご家族と旅行に行けました。

イコットエア

出典:公式ホームページ

この歩行器は重量3.9kgの最軽量クラスです。
イコットエアは、最軽量クラスでしっかりした使用感で安心感があります。
ハンドルの高さも92cmまで高くできるので、男性にもオススメです。

出典:公式ホームページ
メリット
  • 業界最軽量クラス
  • しっかりした操作性
  • 前輪も持ち上げやすいグリップ付き
  • フック付きで荷物も運べる
  • 座れる

導入するときに注意する点としてデメリットも紹介します。

デメリット
  • 前輪が動きやすいため、フラフラする人にはむずかしい

イコットエアを利用した人

  • 高齢男性で頚椎症
  • 手足の筋力が低下している
  • 活動的で買物や外出頻度が高い
  • デイサービスは、歩行器で行きたい
一人でデイサービスに行く準備ができるようになりました。
友人とレストランに行けました

アルコーSK型

出典:公式ホームページ

屋内用大型歩行器ですグリップ付き肘置きがあります。
106cmまでグリップを高くすることができます。

後輪には抵抗器が付いており、少しの速度調整が可能

足元の部品に緩衝材が付いており、壁を傷つけにくい

メリット
  • グリップと肘置きが高くできる
  • 大型歩行器で安定している
  • 部品が少なくスッキリしている
  • ワンタッチで高さ調整ができる

導入するときに注意する点としてデメリットも紹介します。

デメリット
  • 大型で収納できない
  • 折りたたみが出来ないので使用しない時に邪魔になります

アルコーSKを利用した人

  • 高齢・高身長男性
  • 円背(背中が丸くなっている)
  • 自宅から高齢者施設に引越し
  • 自室の移動は杖を使って歩けるが、施設内の移動は難しい
施設レストランまで一人で行けるようになりました。

アルコー10型

出典:公式ホームページ
出典:公式ホームページ

屋内用小型歩行器です。
前輪キャスター75Φ後輪ゴム足ストッパーを採用。
フレーム型の屋内用歩行器で、内寸36cmで折りたたみできます。

メリット
  • 幅が狭いので、廊下を通りやすい。
  • 前輪はキャスターで、後輪がストッパーで滑りにくい
  • 省スペースでも回転できる
  • 軽量折り畳みで車に積みやすい

導入するときに注意する点としてデメリットも紹介します。

デメリット
  • 歩行器の幅が狭いため、安定性最優先ではない
  • 歩くとき少しカチャカチャ音がする
  • 引きずると床にあとが残る場合がある

アルコー10型を利用した人

  • 高齢女性
  • 歩くとフラフラする
  • 幅の狭い廊下の住宅
  • 廊下で方向転換をする
  • デイサービスに持っていく
トイレまで歩いて行けています。

KW41

出典:公式カタログ

屋外で使用する歩行器です。

標準的な大きさと後輪に速度をおさえる“抑速ブレーキ”が内蔵されています。


抑速ブレーキは、速度が速くなるとブレーキがかかり、車輪の動きを制御します。


これにより、下り坂で加速しすぎないような調整ができます。
ブレーキ調整も可能

メリット
  • 抑速ブレーキ付きで安心
  • ハンドルの高さ調整がしやすい
  • 前輪が大きく、屋外を走行しやすい
  • デザインがシンプル
  • 折り畳み可能

導入するときに注意する点としてデメリットも紹介します。

デメリット
  • 少し重い
  • 抑速ブレーキがかかっていない時も少し進みにくい
  • 少し大きいため車の積み下ろしは大変

KW41を利用した人

  • 足を骨折した女性
  • 山手住宅地にお住まい
  • 家の前は坂道
  • デザインのこだわりがある。
ご主人と散歩に行けるようになりました。

関節リウマチの方に紹介した福祉用具はコチラ

まとめ

訪問リハビリで実際に利用した歩行器をご紹介しました。


歩行器は、利用者さんの身体に合わせて、選定する必要があります。

さらに、住宅の環境も見て選ぶ事も大切です。

チェックポイント
  • 屋内or屋外
  • ハンドルor肘置き
  • 高さ
  • 荷物
  • 座る
  • 斜面

介護保険を利用してレンタルしました。

このブログを見た方が、歩行器選びや歩行器紹介の参考になれば幸いです。

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