リハビリ家屋調査 高齢者向けのリビングの作り方

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家屋調査

皆さん、リビングでテレビを見て日中過ごしますか。
高齢者はテレビを見ていることが多い印象です。
くつろぐ時間は大切にしたいと考えています。
リビングは転倒の多い場所です。
ここでは、リビングに潜む転倒の危険性がある箇所や注意するところを説明します。

  • リビングの危険は何?
  • リビングの注意点はどこ?
  • 安全性を高めるためにすること

このブログを書いた人

ビビ
ビビ

8年訪問リハビリをしている理学療法士
10年建築業で営業マンだった宅建士

福祉住環境コーディネーター2級

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リビングの危険 転倒の原因

コード

リビングで転倒する原因として、家電があります。
家電にはコードがつきものです。
コードに足を引っかけることが転倒の原因となります。

  • 携帯電話
  • 電話
  • TV
  • PCやインターネット関係
  • 電気カーペット こたつ 暖房器具 扇風機
  • 照明器具(スタンド)

住宅の床材は、畳・フローリング・カーペット・クッションフロア・板の間だと思います。

靴下で室内を歩くときは、滑る可能性があります。
リビングや居間はフローリングorカーペットが多いと思います。
フローリングの上に絨毯を敷いている場合もあります。

床に物を置く家もあります。

わずかな段差

リビングや居間に絨毯やラグを敷いている家は多いと思います。
カーペットのわずかな段差に引っかかることや、めくれ上がったラグに足を引っかけることもあります。

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落ち着く場所

高齢者や退院直後の患者さんにとっては、入院前のように使えない物があります。

  • ソファ
    リビングで、ソファーに座りくつろぎの時間
    ソファは、「座面の高さ」と「背もたれの角度」が重要です。
  • こたつ
    コタツを利用したい方もいます。
    高齢者にとって、コタツを使うには、難しい動作がります。
    床からの立ち上がり動作ができるかどうかにかかっています。
  • 座椅子
    座椅子もこたつと同様に低い位置に座るので難易度は高いです。

安全なリビングの提案

コード

リビングが、家電のコードや物品の散らかっている場合は、家族さんやヘルパーさんに片付けをお願いします。

住宅改修を提案するなら、コンセントの位置の変更を検討します。
よく歩く場所に、コードが通らないように場所を変更します

滑りやすい床の場合には、滑り止め靴下の紹介します。
ご家族さんに紹介して、買ってきてもらいましょう。
立ち上がり動作の足部の滑りだけでなく、歩行中の足の滑りも評価します。

滑り止め付靴下

物が多い家

床に荷物を置いている家は、日ごろから注意していただくように、ケアマネージャーさんからサービス担当者に連絡を入れ、全員で情報共有する事も良いと思います。

小さな段差

カーペットやラグの場合は、段差ができる場所ばないように部屋に、ラグは外してもらうことも提案します。
外せないようであれば、他のラグなどを部屋の端まで敷き詰める提案があります。
なるべく段差ができないように、敷くことがポイントです。

ソファ

クッションや座布団を使用する提案を行います。
低く深いソファを少し高く浅いソファになるように提案します。
稀にですが、ソファ横に「置き型手すり」を設置して、立ちやすくなったことがあります。

こたつ

椅子に座って入れるこたつもあります。提案してみてはいかがでしょうか?

座椅子

電動座椅子は利用される方は少ないと思います。逆にご存じない方も多いため、カタログなどでの提案や紹介は良いかもしれません。

環境設定をよくする場所と言えばコチラ

まとめ

リビングは安全に、気持ちよく使用していただきたいですね。
住宅によって環境が全然違うところですね。

大きなリビングの場合は、家具の配置を変更することで、安全性が増す場合があります
机の向きを変えることや、棚を10㎝寄せることで環境が変わることがあると思います。


安全面だけでなく、雰囲気やこれまでの使い方も注意して提案をしたいところです。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。


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