パパは脱サラして理学療法士の就職活動と国家試験を受験する

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ライフスタイル

ビビは35歳で理学療法士(PT)になりました。

子育て中のサラリーマンが、理学療法士になるまでを紹介します。

このブログを読むと

一般企業の会社員から理学療法士になるまでが分かります。
理学療法士を目指す人は、理学療法士になるまでの苦労と過程が分かります。
家庭のある人が、学校に通うことになるとどうなるか、が分かります。

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理学療法士の就職先

理学療法士の職場は、主に病院や施設、サービス事業所が多いと思います。

学校や先輩の理学療法士の方々から、卒業後は、病院への就職を勧められることが多いと思います。

現在、病院で約10年仕事をして「病院に就職して良かった」と感じています。

病院に就職して勉強になったのは、病気や怪我の回復過程が勉強できたからです。

現在、訪問リハビリを行い診断から3~6か月後の利用者さんの状態を診ると、回復過程よりも生活の慣れなどによるADLの向上を感じることが多くあります。
生活期のリハビリによって、身体の機能回復や能力向上はあります。
しかし、病気や怪我の回復が大きいのは、急性期から回復期の期間だと感じます。
また、入院中に患者さん体調の急変や、再発なども見てきました。そこで、医師や看護師との連携をとることで、対処方法を学ぶことが出来ました。

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私の就職活動

私の通う養成校では、就職活動を6月中ごろから開始するように指導されました。
この時期は、校内テストを6月上旬に行い、ここで合格点の人のみ就職活動を許可されるようになっていたからです。学校としては、就職活動よりも国家試験に合格することを重要視していたためでしょう。

これは、脱サラの私にとってはピンチです。
なぜなら、就職するときに35歳なので、内定をもらいにくいと思ったからです。私の就活中は、病院も施設も募集は一定数ありました。現在は、病院の求人が減少している、給与が低下していると聞いています。

「早く就職活動を始めなければ・・・」

焦る気持ちがありました。校内テストに合格して、少しでも早く就職活動をして、内定をもらわなければ、新卒の学生と同じように動いていたら、就職が出来なくなるかもしれない。このあたりが、脱サラした私の危機感でした。焦らずにゆっくり就職先を探すクラスメイトもいました。全国の学生は就職活動をスタートして、この学校だけ就職活動が遅れているかもしれないと、他の学校の動きも気になっていました。

就職活動を賭けた校内テスト

理学療法士国家試験の過去問10年分から出題するという説明がありました。

「絶対合格する」

この時の気合はすごかったです。絶対合格点をとるためにどうすればよいかを考えました。

私の出した答えは、「前日まではコツコツ過去問を勉強して、前日に10年分の過去問を全問する」でした。

テスト前日は、徹夜で10年分の過去問を解きほぼ100点をとれるようになりました。

校内テストの結果:合格

合格の結果発表を見て、すぐに就職案内室に行きました。就職先は病院で考えていましたので、いい病院がないか探し始めました。

就職活動開始

これが当時の就職条件です。

  • 病院
  • 現住所から通勤できるところ
  • チーム医療を掲げている

私には家族があり、生活がありましたので、引越しはできませんでした。
通勤時間60分以内と設定すれば、電車も利用しやすい地域ですので、広範囲に就職先を見つけることが出来ると思っていました。

チーム医療については、学校で学んだことです。
リハビリ職だけでなく、医療関係職種がチーム体制で患者さんの治療にあたることです。
めっちゃエエやん。

これらの事を頭において、就職相談室で担当の方に相談しました。
さらに

ビビ
ビビ

私の家の近所に、最近病院が出来たのですが、そこから求人来ていませんか?

相談室
相談室

ちょうど、来てますよ

えー驚きました。

数日前に求人募集が届いた病院が、私の家の近所の病院でした。
すぐに病院見学の連絡を入れました。

病院の見学

病院のイメージ

ビビは脱サラして理学療法士を目指しているので、あまり病院を知りませんでした。実習で行かせていただいた病院しか知らなかったので、すごく緊張しました。
見学当日は、スーツで病院に行き、挨拶して病院内をリハビリ長に案内してもらいました。リハビリ室も広く、数多くの療法士がいました。
そして、最近できた病院だったので綺麗でした。

印象が良かったので、見学終了後に、すぐ就職試験の申し込みをしました。
2週間後に就職試験日を設定してもらいました。

就職試験

就職試験は、実習の日程の関係で、事務スタッフの試験日に私だけ理学療法士の就職試験となりました。
テストは筆記と面接
筆記テストは、専門的な問題ではなく一般常識やニュース問題などが多く出題されました。
面接は、志望動機などよくある質問が多くありました。緊張しましたが、明るく好印象になる答えをしました。

趣味の欄に『バーベキュー』と書いていました。
面接官が、趣味のバーベキューについて質問されたときは、キター!!!って感じで、バーベキューのこだわりやテクニックを面白く話しをしました。

ビビ
ビビ

バーベキューには三種の神器つかいますよ^^
日本バーベキュー協会がありまして・・・

ここで、少しだけ面白い人間アピールです。
真面目だけじゃつまらないと思っていたので、趣味のバーベキューは自分の言葉で話しました。

面接の手ごたえはありました。
結果は数日後に連絡すると聞いていましたが、試験翌日にビビと学校に連絡がありました。

就職試験の結果:合格


結果的には、校内で1番最初の合格者になっていました。
後で聞いた話ですが、後輩の就職活動説明会の時には、就職相談室のスタッフさんは、私のエピソードを話されているそうです。
「35歳の男性は、家族もいる中で、積極的に就職活動をしたことで内定を一番に掴んだ」と。

国家試験の試験勉強

理学療法士の国家試験は、毎年2月下旬に行われます。

就職の内定が決まって、最後の臨床実習も無事に合格して、10月から国家試験に向けた最後の授業でした。
一度校内テストで過去問を頑張ったので、ここでは復習感覚で取り組みました。
落ち着いて知識を積み上げていくように勉強をしました。
国家試験模試でも合格点をとることができ、1月ごろからは、午前中からクラスメイトと集まって勉強をしていました。

国家試験受験時期の勉強を紹介します。

国試対策勉強
  • 時間を計って模試や過去問を解く
  • 答え合わせ
  • 間違えた問題の解説を読む
  • 分からなかった問題を教科書で調べる
  • クラスメイトに調べた内容が間違っていないか確認する

調べた内容の確認は、

「〇〇って、こういう意味であってる?」
「○○って、こういう働きがあるんだって。」

インプットとアウトプットをすぐに行こなって、正確な記憶の定着を意識していました。

そして、やはり絶対的な問題量が必要です。少しの問題を頑張るよりもたくさんの問題を解くことを2ヶ月は継続しました。1日あたり2~3回分の国家試験と同量の問題を解いていました。

理学療法士の国家試験は、合格点をとれば良い試験です。

  • 高得点でなくても合格点
  • 上位パーセントでなく合格点
  • 100点目指さないで合格点

これが、私の国家試験対策勉強でした。

国家試験

試験会場では、クラスメイトと集合して試験を受けました。

午前と午後の試験

これで4年間の勉強の終わりです。すべての力を出し切りました。クラスメイトと問題の答え合わせや感想などを話しながら、試験会場を出ました。

会場を出ると、解答速報が配られていましたので、受け取って帰りました。
帰る途中に解答速報を見ると、約10問くらいの解答速報が出ていました。

これを見ると、なんと

正答 4/10

ほとんど間違えている。
これはショックです。

ビビ
ビビ

やばい。落ちたかもしれない。家族になんて言う?

目の前真っ暗でした。

家に帰ると、家族がおかえりーと出迎えてくれて、「まあまあできたよ」と冷や汗をかきながら話をしていました。生きた心地がしませんでした。落ちたかもしれないと思いながらの家族団らんはモヤモヤした嫌な気持ちでした。

学校で試験の答え合わせ

試験の翌日は、企業が出している回答を見ながら、答え合わせをしました。

答え合わせ中は、「アレ?正解多いぞ」

昨日の解答速報では、間違いが多かったのに、全問の答え合わせでは正解が多かったのです。
答え合わせをしながら、「受かったー」と思いました。
全問の答え合わせを終えて合格点に達していたので、すぐに奥さんに電話しました。
「自己採点では、合格点に達していたよ」
奥さんは、昨日の様子を見て心配していたので、電話で安心していました。
クラスメイトの多くが合格点に達しており、特に仲良く一緒に勉強していた友人は全員大丈夫でした。

試験後の生活

まずは、4年間迷惑をかけた家族にお礼と卒業旅行を兼ねて東京ディズニーランドへ旅行

国家試験前は休みをもらっていたアルバイトの1ヶ月だけの再開

楽しい1ヶ月でした。毎日家族とたくさんの時間を過ごしていました。

この1ヶ月間の生活は、精神的な安定がありました。不動産会社営業マンを脱サラして、4年間の学生生活に戻り再スタートの出発地点に立つことができた安堵感ありました。

合格発表

いよいよ合格発表の日が来ました。
合格発表は、学校の先生が生徒に連絡する事になっていました。
自分に確認しなくてもよいと思って、娘と遊びに出かけていました。

娘と夢中に遊んでいると、先生からメールが来ました。

メールは、「このメールを受け取った生徒は合格です」

この一文を見て、「おー、うぉっしゃー」言葉にならない変な声とガッツポーズが出ました。

娘に「パパは合格したよ」と報告して、奥さんに電話しました。

クラスメイトからも、合格連絡が次々来ました。
殆どのクラスメイトが合格しました。特に仲の良かったクラスメイトは全員合格。

そのあと、評価実習と臨床実習でお世話になったバイザーの先生に合格報告の電話をしました。すべての先生が喜んでいただき、「おめでとう」を頂きました。バイザーの中には、転職をされることになっていて、その日が最終出勤日。「最後の日に間に合ってよかった。」と喜んでいただきました。
あるバイザーの先生は、就職の事も気にかけていただいていたようで、地元の新しい病院に就職が決まったことなども合わせて報告をしました。

ここで大事な事

このブログを読んだ理学療法士を目指す学生さんへ

国家試験を合格したら、実習でお世話になったバイザーに報告してください。

私も評価実習や臨床実習でバイザーの先生方に言われていました。実習中は、簡単に「はい」と返事をしていました。
私も理学療法士になり、実習生のバイザーをしてきました。
実習の最後に、理学療法士に合格したら電話してと言っています。

4年間の夜間学校を振り返って

あっという間の4年間でした。今思うと毎日忙しくて楽しかった。

この学生生活でも、生涯の友人を見つけることができました。30歳を過ぎて脱サラして、学生生活が始まった。

若い人は30歳は大人でしっかりした人だと、思い込んでいるでしょ。
そんなことはない。
30歳位の時の気持ちって、20歳と変わらないです。

30歳になったら分かります。
みんな思います。
「アレ、30歳になったけど何も変わっていない」

私は、35歳までの4年間を学生に戻って勉強しました。
正直に最初は、フワッと始まった気がしましたが、途中から引き返せない道に来ている感じがしました。

そこには、家族がいたからです。
夫として、親としての覚悟を持つことができた4年間でした。

学生生活では、多くの人に支えられ、優しくしていただいた時間でした。地元の病院で働くようになった今でも、学生時代の友人と交流が続いています。素晴らしい友人にも感謝しています。

最後に理学療法士を目指す人へ

理学療法の養成校に入学して、試験で不合格になる人や、実習で不合格になる人、国家試験で不合格になる人がいます。誰でも理学療法士になれるわけではありません。

私の学校のデータを紹介(一つのデータとして参考までに)

入学から卒業して理学療法士の国家試験合格までストレートで到達する確率

70%

これを高いとみるか、低いとみるかは人によって違うと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。これがビビが理学療法士になった過程です。

  • 就職活動は自分から積極的に動くと良い
  • 国家試験は、過去問メインに勉強する
  • 努力は必ず報われる

このブログが、これから脱サラして理学療法士や作業療法士を目指す人の参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

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