パパは脱サラして理学療法士の実習生になる

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ライフスタイル

ビビは35歳で理学療法士(PT)になりました。

子育て中のサラリーマンが、理学療法士になるまでを紹介します。

このブログを読むと

一般企業の会社員から理学療法士になるまでが分かります。
理学療法士を目指す人は、理学療法士になるまでの苦労と過程が分かります。
家庭のある人が、学校に通うことになるとどうなるか、が分かります。

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評価実習

理学療法士の養成校の3年生の終盤になると、評価実習という1ヶ月間の長期実習に行きます。
実際に病院のリハビリ室で見学や評価(検査)をさせていただきます。病院ですから、本物の患者さんに学生が検査をさせていただく実習です。毎日、病院の理学療法士の方の業務についていかせていただいて、勉強の日々が始まります。

理学療法を目指す学生が挫折するポイントが実習です

私は、年齢も年齢ですし、社会人経験もありますので少々の事では挫折しませんが、クラスメイトの数人は、実習で嫌になって学校を辞めた人が数名いました。

実習先の理学療法士は、バイザーと呼ばれ、日常の業務と学生の指導を行います。
学生からすると、『バイザーガチャ』です。

良いバイザーにあたると、成長しながら実習を終えることが出来ます。
悪いバイザーにあたると、課題の山、パワハラを受け最終的に不合格をつけられます。
良いバイザー
  • 優しい
  • 課題が少ない
  • 挨拶をしてくれる
  • 終わる時間が早い
  • 間違いの指摘を具体的に教えてくれる
  • 評価(検査)を手伝ってくれる
現在は、学生に対する指導方法は変わってきており、大量の課題やパワハラなどは少なくなったように思います。さらに、実習生指導の研修も始まっており、研修を受けた療法士が学生の指導に当たるなど、バイザー側への教育も行われています。

国立病院

学校が学生の実習先を決定します。
実習地は「○○病院」東北の国立病院でした。
一人暮らしの実習が決定しました。

ビビは、超いいバイザーに当たりました。

年齢は私よりも5歳位年下の人で、とても気を使ってくれました。実習中に地元の食事を食べに連れて行ってくれたり、レポートも読んで修正箇所を明確に教えてくれたりしました。
さらに、バイザーの上司(スーパーバイザー)は、評価実習とは「学校で勉強してきた範囲でよいので、正確に検査ができること」と説明していただき、背伸びすることなく精一杯実習に取り組むことができました。

担当患者さん

担当患者さんは、転倒による骨盤骨折で、既往歴に関節リウマチの方でした。体幹・下肢(体と足)検査を行い、問題点の抽出を行いました。なぜ痛いのか、なぜ関節が硬くなるのかなど考えてレポートにまとめました。
レポートの書き方は、学校の先輩からレポートをもらい、見よう見まねで仕上げました。学校では、レポートの書き方は教えてくれませんでした。先輩のレポートの書き方、順番や記載項目はマネをすることで形になりました。

この時の実習は楽しかったです。学校で勉強してきた検査を実際の患者さんで行い、その結果をまとめて、私が思う問題点の抽出が出来たと思います。今でも病院で実習生の指導に当たるときは、この時の事を思い出して、優しく温かく指導するようにしています。

怖かった思い出

実習地が遠方になり、自宅以外から通勤する学生の宿泊施設は、多くがレオパレスなどでしたが、私は病院内の研修生宿泊所になりました。
病院内にベッドや机などが用意してあり、トイレとキッチンとシャワー室は部屋の外にありました。

深夜に、トイレに行くのが怖かった。

病室と宿泊部屋は、廊下で繋がっていました。
深夜にトイレに行こうと静まり返った廊下に出ると「ヒュー、ウー」という音がいつも聞こえていました。真っ暗で非常出口の電気だけがついている廊下、遠くから変な声。
病室からの声のような気がして怖かった。いつも誰かのうめき声を聞いている感じでした。

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評価実習判定

うれしかった思い出
実習最終日には、スーパーバイザーに就職先についての指導をいただきました。公立病院や国立病院は、給料は安いが、福利厚生が整っているのでお勧めされました。また、「結婚していなければ、この病院に誘っていたよ」とお世辞でもうれしい言葉を頂いて実習最終日を終えることが出来ました。

実習の合否判定 : 合格

東北の評価実習を無事に合格して、家族に電話を入れました。家族は、私の帰りを楽しみに待ってくれていました。空港でお土産を買って、食事をして飛行機で地元空港に帰りました。空港では、東北にはもう当分の間来ることがないと思ったので、少し寂しく感じました。

臨床実習

評価実習が終わると、学校では国家試験の勉強が始まります。理学療法士になるためには、学校の卒業、実習の合格、国家試験の合格が必要です。
理学療法士の国家試験の合格率が高い理由は、過去問を勉強すれば点数が取れるからです。
過去問を繰り返し勉強すれば、合格点が取れるようになります。
私の学校は、過去問で合格点を取れなければ落第する規定になっていましたので、過去問は10年分を10回以上繰り返して解きました。校内定期テストも無事クリアして次の臨床実習に向かうことが出来ました。

スケジュール
1月評価実習(東北へ)
2月~3月学校で国家試験対策
4月~5月臨床実習(四国へ)
6月~7月学校で国家試験対策と就職活動開始
8月~9月臨床実習(名古屋へ)

臨床実習は、四国と名古屋

臨床実習は、評価実習と同じく2か月間病院勤務となります。
四国の実習では、バイザーの合否判定に肝を冷やしましたが、なんとか合格し、名古屋の実習では、要領よく合格することが出来ました。
実習中の生活は、病院勤務後に帰宅して、食事と入浴を済ませすぐ寝ました。疲労感ががありましたので、すぐに寝れました。深夜2時から3時に起床して、レポート作成。朝は寝坊せず出勤できました。

臨床実習の合否判定:合格

これから実習に行く学生さんへ

10年以上前の私の経験では、遅刻や欠勤がないように注意が必要です。
体調不良も仕方のないことですが、気をつけることはあると思います。

現在の実習では、多くの課題やレポート作成はない場合があります。

これをラッキーと思わずに、提出物がなくても勉強をすることは大切です。

病院や施設は、実習生のために仕事をしているわけではないので、自分中心ではなく病院スタッフと患者さんに迷惑がかからないように心がけてください。

実習学生の注意点
  • 病院・施設スタッフ・患者さん・家族さんに挨拶をする。
    事務スタッフや清掃スタッフさんも含めて全員です。
  • 清潔感のある見た目
    長髪、長い爪、衣服の汚れ、靴の汚れなど
  • 学生同士で大声で会話をしない。
  • 帰宅途中にスマホで病院や患者さんの事を話さない。

実習で学んだこと

実習は、各学校によって日数や期間が異なります。
私の学校は、評価実習1ヶ月間 + 臨床実習2ヶ月間 + 臨床実習2ヶ月間 でした。

評価実習では、検査を正確に行うことが大切で、1人でできる範囲だけでなく、2人で行う場合はバイザーに協力をお願いして、必要な検査や評価を行い、患者さんの問題点や課題の抽出を行う必要があることを学びました。

臨床実習では、検査を基に抽出した問題点を、どのように理学療法を行い改善を図るか。
また、患者さん自身の生活の見直しや、患者さんとスタッフのかかわり方まで注意する必要があることを学びました。

新たな実習先にでは、これまで学校や実習地の指導と異なる説明をされることがあります。
これに対して、「これまで○○と学んできた」「学校では○○と習いました」と対立する意見を必要はありません。受け入れることが必要な場合が多いと考えます。

以上、ビビが実習で学んだことをまとめさせていただきました。

実習中の休日

家族は、私の実習の休日に合わせて、四国や名古屋まで車で会いに来てくれました。
この時の家族のありがたさ、温かさは計り知れないほど大きかったです。

奥さんは、来る前日から料理をして、家族のご飯が食べれるように準備してくれました。
娘には、実習の宿泊所に帰ってくる私を楽しみに待っていてくれました。私も家族が来てくれる日にお土産を用意したりしていました。

休日でも、レポートのまとめや文献の読書はありましたが、勉強時間を短縮して、少しでも家族の時間が長く楽しめるようにしました。一生懸命話しをしてくれる娘の顔は忘れません。
金曜日の夜に来てくれて、土曜日は水族館や動物園に行くことを楽しみにしてくれていました。
名古屋では、動物園に行った思い出が残ります。

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まとめ

  • 実習中は寝る時間が少ない
  • 実習は、治療法や評価方法の学びも大きい
  • 学生ではなく社会人としてマナーある態度で臨む

次回予告

パパは脱サラして理学療法士の就職活動と国家試験を受験する


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