リハビリ家屋調査 入浴の希望を叶える提案

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家屋調査

「病院を退院される患者さんに、入浴は危険ですからシャワー浴をしてください。」
在宅サービスの方に連絡したことはありませんか?
病院スタッフから連絡を受けたことありませんか?

訪問リハビリをしている私は、よくサマリーなどで書いているのを見ます。
訪問リハビリで在宅生活の中での”したいこと”を聞くと、

家のお風呂に入りたい

訪問リハビリで、目標を達成するために、入浴訓練を実施します。

退院前訪問指導・家屋調査では、
安全に自宅のお風呂で入浴していただく、手すり設置場所の検討と福祉用具の選定を行います。

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浴槽に入るために

浴槽に入るための動作は、2パターンあります。

  1. 跨い(またい)で浴槽に入る(立って入る)
  2. 座って足を上げて浴槽に入る

跨いで入る

立って浴槽のフチを跨いでお風呂に入るには、足がしっかり上げる必要があります。
片足ずつ浴槽のフチを跨いで入るので、縦手すりを浴槽のフチの前の壁に設置します。

シャワー用のポールがある場合は、握って入れるかどうか、ある程度の加重に耐えて使用できるかどうかを見て確認して、福祉用具業者さんと相談してみてください。

浴槽内台(よくそうないだい)

浴槽が深い場合は、浴槽内に台を設置することがあります。
お湯の中に沈めて使用します。
跨いだ後、この台に立ちます。
その後、段を降りて浴槽に立ちます。
出るときは、逆にこの台に立ってから、浴槽を出るようにします。

座って入る

この時は、浴槽のフチに座って、足を浴槽の中に入れ入浴する方法です。
浴槽のフチに座れる幅がない場合には、福祉用具を使用します。

バスボード

浴槽に渡し板のように設置し、座る場所を確保します。
手すりもついているでので、安心して入浴することが出来ます。
1.洗い場から、バスボードの上に座ります。
2.片足ずつ浴槽に足を入れます。
3.両足で浴槽内に立って、180度ターンします。
4.しゃがんで湯船に浸かります。

この2種類の方法が一般的な浴槽への出入りの方法と福祉用具になります。
これ以外にも

  • 浴槽のフチに手すりを設置する
  • 浴槽の奥側の壁に手すりを設置する
  • 浴槽の外に座る台を設置する(バスボードと同じように座って浴槽に入るため)

たくさんの福祉用具があります。
患者さんや利用者さんの安全性を評価して、家族さんの利用や介護に邪魔にならないかどうかも評価し総合的に判断します。

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お湯につかる

お湯につかるためには、浴槽に座ってお湯につかります。
お湯の浮力を利用しながら、しゃがみ動作ができるかどうか。膝が曲がるかどうか。
これは、浴槽の形状によって、必要な動作に違いがあります。
深い浴槽であれば、より膝も曲げなければなりません。
腕力のある人の場合は、浴槽のフチをもって腕の力も利用して、ゆっくりしゃがみ込むことが出来ます。

滑り止めマット

浴槽の底が滑ると、転倒の危険があります。
浴槽の底に滑り止めマットを敷き転倒を防止します。
主観的には、利用者さんの受入れは良く、使用されている方も見かける福祉用具です。
入浴後は、カビの発生を防ぐために乾燥させる必要があります。

しゃがみ動作

お湯につかるときに使用した浴槽内台に座る方法があります。

何センチまで低い椅子に座ることが出来るか?
浴槽内はお湯の浮力がありますので、
浴槽内打に座っても、肩や胸がお湯から出てしまい、イマイチの方はいます。

かけ湯やタオルを掛けることなど、ご説明しますが、
多くの利用者さんは「肩までお湯につかりたい」と言われます。

バスリフト

この商品は、福祉用具のレンタル対象です。
座って、リモコン操作で浴槽内に沈み込むことが出来る、入浴用の小型リフトです。
バスボードの役目も兼ねていますので、使い勝手は良さそうです。冬場だけレンタルされた利用者さんがいました。

まとめ

  • 入浴は難易度が高い動作と認識する
  • 在宅生活で入浴希望は多い
  • 浴槽内に入る方法の検討
  • お湯につかる・しゃがみ動作の検討

福祉用具も数多く販売されています。
新商品も次々を発売されています。
常にアンテナを張って、在宅生活の質を向上させるように援助していきたいと思います。

・入浴動作は、個別性があります。
・患者さんや利用者さんの身体能力
・お風呂の大きさ、深さ、広さ

・介護、介助者の能力

今回は、基本的な内容のみお伝えしました。また入浴については環境や福祉用具についてご紹介していきたいです。

浴室を利用するための方法をご紹介しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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