高齢者・老人が自宅の庭で転倒・転落しないために

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家屋調査

高齢者・老人は、外出するとき、介護者や付き添いが必要なる事があります。

家族の付き添いで外出するときは、屋外の介護負担が大きい場合があります。

このような時には、住宅改修の一部として屋外の改修を行う場合があります。

このブログを読むことで、玄関から外に出やすくなり、介護負担の軽減につながります。
転倒や転落の事故も防止できるので、ぜひ最後まで読んでください。

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高齢者が外出するときに転倒・転落しやすいところ

玄関を出て、平坦なところを歩いて道路まで行くことができる方はめずらしいと思います。

一戸建ての場合、玄関を出ると、少し段差ありませんか?

階段ほどではなくても、数段の段差があると思います。

新しいマンションは、特に階段や段差無く外出できるところもあります。

古いマンションは、段差や階段があります。

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なぜ、一戸建ての玄関前に階段や段差があるのか?

(居室の床の高さ及び防湿方法)
第二十二条 最下階の居室の床が木造である場合における床の高さ及び防湿方法は、次の各号に定めるところによらなければならない。ただし、床下をコンクリート、たたきその他これらに類する材料で覆う場合及び当該最下階の居室の床の構造が、地面から発生する水蒸気によつて腐食しないものとして、国土交通大臣の認定を受けたものである場合においては、この限りでない。
一 床の高さは、直下の地面からその床の上面まで四十五センチメートル以上とすること。
二 外壁の床下部分には、壁の長さ五メートル以下ごとに、面積三百平方センチメートル以上の換気孔を設け、これにねずみの侵入を防ぐための設備をすること。

引用:建築基準法施行令

要するに、住宅の床は、地面から45㎝以上高くする決まりがあるからです。

そのため「玄関前の階段」と「玄関内の框(かまち)」ができるという事です。

マンションは、スロープや敷地内の高低差を利用して、段差や階段なく敷地外へ出ることができる場合があります。

屋外を移動する難しさ

家から外に出ると、雨・風・雪にさらされます。

雨が降れば傘をさして移動します。杖や手すりを伝って歩くときに、片手が傘を持つことで、安定感が変わります。

両手で手すりをもって、ゆっくり階段を移動できても、片手では難しくなります。

階段やスロープが、濡れて滑る事、雪で滑ることもあります。

大ケガにつながる転倒の危険があります。

マンションは、共用の廊下やエレベーター、階段があります。

車いすで外出する想像をすると、段差が大変だろうなと感じると思います。

段差を昇り降りする

歩いてお出かけするは、段差昇降が安全にできるかどうかがカギになります。

  1. 何も持たずに、降りることができる
  2. 杖を使えば、降りることができる
  3. 手すりを使えば、降りることができる
  4. スロープを使えば、降りることができる
  5. 歩いて、降りることができない

このように大別できます。

歩いて階段・段差をつかうときの手順

昇るとき:元気な足から上がります

降りるとき:痛い足・悪い足から降ります

住宅の改修が必要になるケースは「3.手すりが必要」「4.スロープが必要」「5.降りることができない」です。

「3.手すりが必要」「4.スロープ」の場合は福祉用具で対応できるかどうか検討します。

屋外用手すり
改修の屋外用スロープ
福祉用具スロープ

手すりは、玄関横から階段の横、門扉の近く、道路に出るまで必要になります。

介助者が必要な場合は、介護負担が大きい場合は、住宅改修や福祉用具を積極的に導入するとよいでしょう。

「5.歩いて降りることができない」場合は、「車いす」「リフト・昇降機」の使用を検討します。

屋外用リフト

玄関の改修についてはコチラ

庭に出るよろこび

庭付一戸建てにお住まいの高齢者は、自宅の庭は大切にされています。
自慢の庭を、お持ちの方もたくさんいらっしゃいます。

庭の花をキレイにしたい・・・

家族からは「危険だから庭に出ないでほしい」といわれる。

転倒・転落の注意が必要な危険場所の紹介

飛び石

庭に石が埋め込まれ、道を作っています。

「つまづき」「すべり」の原因となります。
飛び石がある庭では、自然に石の上を歩いてしまいます。
雰囲気・景観が変わると思いますが、安全にため「段差」「高さ」は無くしましょう

屋外の滑り対応策

「塗るすべり止め塗装」があります。
屋外の滑りやすい場所に塗装することで、滑りを防止してくれます。

「コンクリート」や「タイル」や「石」に塗装できます。

ビビ
ビビ

滑り止め塗装をされた、マンションのエントランスを歩いたことがあります。
雨の日でも、滑らず安心して歩くことができます。

園芸スペース

草抜きや手入れをするときに、「しゃがみ」でバランスを崩すことがあります。

庭を見ると“ついつい”草を抜きたくなりますね。
腰痛やしりもちの原因になります。

庭でお花の手入れしたいとき

園芸ショップのようにテーブルや台を設置します。
作業スペースを高くすることで「しゃがみ」をせずに園芸が楽しめます。
腰痛もなくなれば、園芸を長く楽しめるようになります。

お出かけしたい方へ

買物に行くとき注意点を紹介した記事はコチラ

まとめ

高齢者・老人が家の外に出るとき、介護が必要になる事があります。この介護負担は重く、転倒しないように気も身体もつかいます。

家の外には、階段や段差がたくさんあります。

段差を解消する方法

  • 手すりを使う
  • スロープを使う
  • 昇降機を使う

法律で、住宅は、地面から45㎝高く建築する必要がある。

庭を楽しみ、転倒しないようにしてください。

園芸するときは、高さを調整すると楽になります。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。高齢者・老人の在宅生活の一助になれば幸いです。


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