みなさんは、家屋調査や住宅改修で悩んだ経験はありませんか?
このブログでは、退院前家屋調査から調査報告書まで、どのように考え、どのような提案をすればよいか分かるようになります。
はじめまして私は「ビビ」と申します。不動産・建築業で約10年勤務していました。これまで1000軒以上の家を見てきて、理学療法士として10年以上のキャリアがあります。
このブログでは、一から分かりやすく説明していきます。
退院された高齢者や自宅復帰された高齢者が、安全に住める住宅改修の提案を学習し、病院や施設の医療者から地域を支える医療者に成長していきましょう。
私も、学習を深めより貢献できるように情報発信を行っていきます。
退院前家屋調査と住宅改修
私の勤務する病院では、退院前家屋調査を実施しています。
家屋調査とは、入院中の患者さんが自宅退院するときに、退院前に患者さんと病院スタッフが自宅を伺い、生活環境の確認をさせていただく事です。
このときに、患者さんが退院後の生活に必要な手すりなどの準備を行います。
私の勤務する病院では、患者さんの退院後の自宅を、看護師とセラピストとMSWが訪問し、福祉用具業者とケアマネと一緒に住環境を検討します。
いきなり、退院後の住環境について家屋調査時に確認することはありません。
事前に家族様から、資料や写真をいただき、家屋状況は確認しています。
自宅資料から必要な能力を想定し、リハビリを開始しています。
動作確認
家の中での行動・動きなどを実際に行っていただきます。
洗面所・浴室・トイレへの移動を見せていただきます。
福祉用具の選定
動作を見て、必要な手すりや、福祉用具の選定を行います
家具の配置や調整
ベッドの向きや、タンスや家具の配置変更の提案を行います。
荷物の多い高齢者もいますので、片付けをお願いすることもあります。
家屋調査の時に大切な事
これから退院前家屋調査のときに大切なことをお伝えします。
- 家族さんや関係者に挨拶をする
- 清潔感のある容姿で行く
- 家にはいる時は靴を揃える。
- 家の中は、勝手に、調べない、写真も撮らない、勝手にドアも開けない。
- 挨拶をして帰る。
- 家の外で関係者と長時間の立ち話しをしない
サービス担当者会議
サービス担当者会議の制度、目的、ケアマネさんから求められていることをまとめました。
家屋調査するときのマナー 注意する事
家屋調査の内容ではなく社会人としてのマナー、人としてのマナーの範囲だと思っています。
医療業界の皆さんはマナーと違いがあると感じるときがあります。
医療・介護業界の皆さんは、不動産建築業界の人とは違って優しい人がたくさんいます。
しかし、患者さんとの対応の中で、独特の雰囲気を持ってしまっている人を多く見かけます。
家屋調査後に病院MSWから「セラピストさんの対応悪いですよ」「マナーが出来ていません」と指導が入る事もあります。
病院の中の人間関係と、病院外の関係者との違いに注意して緊張感をもって外出してください。
30歳くらいの人は、セラピスト業務も一人ででき、役職者もいると思いますが、高齢者の患者さんや家族さんからすると、まだまだ若者です。お孫さんと年齢が近い場合などは、頼りになく見えているかもしれません。
態度や表情、立ち振る舞いで頼れるセラピストと見ていただけるようにがんばっていきましょう。
病院や施設内から、患者さんや利用者さんとセラピスト・看護師の距離感には注意してください。
高齢者の事を名前(苗字ではなく名前)で呼ぶ人がいると思います。「○○様」「○○さん」は親しみを感じてよい印象です。
久しぶりに自宅に帰った患者さんは、予期せぬ行動をすることがあります。
家族さんが聞けばびっくりするような発言をしていることもあります。
病院内・施設内のときから気をつけておきましょう。
これからリハビリ職のことを考えてみる
理学療法士に限らず、作業療法士、言語聴覚士のセラピストの業界では、質の向上が協会の課題となっていると思います。
この住宅改修や家屋調査の内容に関して理解を深めていただければ、周りのセラピストや医療スタッフに比べ、リハビリプログラムや在宅復帰の視点も広がると思います。
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まとめ
- 自宅環境を確認することで、退院後に必要な提案ができる
- 訪問する側は、マナーに注意しましょう
- 日ごろから、言動・行動は意識しましょう
- 自宅環境をみて、必要なリハビリや練習ををしましょう
- 福祉用具の選定も行うので、情報を集めておきましょう
一緒に勉強をして成長する医療人として活躍しましょう。
多くの医療・介護従事者の方は、誠心誠意尽くされていると思います。
このブログを通して皆様の一助になれば幸いです。
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